プレスリリース
2016年07月19日
ドローン自動操縦・自動撮影アプリ「Site Scan」を取り扱い開始
~建設・土木測量向けオリジナルパックも提供~
ソフトバンク コマース&サービス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:溝口 泰雄、以下「ソフトバンクC&S」)は、建設・土木業務での測量用に、タブレット向けのドローン自動操縦・自動撮影アプリ「Site Scan」を、2016年8月下旬以降に取り扱い開始します。「Site Scan」は、米国のドローンメーカーである3D Robotics Inc.(3DR)社製のアプリで、米国大手CADメーカーであるオートデスク社のクラウドテクノロジーを活用しています。
「Site Scan」でドローン※1の飛行ルートを設定すると、ドローンが自律飛行しながら地形を撮影し、撮影した画像データをクラウド上にアップロードします。さらに、オートデスク社のクラウドテクノロジーやソフトウエアと連携し、自動で地形を3Dデータ化します。
「Site Scan」は、これまで多くの時間と人員が必要だった地形の測量を短時間かつ高精度で実現することで、建設・土木の測量現場における技能者1人当たりの生産性の向上に大きく貢献します。
ソフトバンクC&Sは、「Site Scan」の取り扱いに加え、ドローン本体「3DR SOLO」とのセットや、「Site Scan」とドローン本体、「Architecture Engineering & Construction Collection」(オートデスク社)※2をセットにした建設・土木測量向けのソフトバンクC&Sオリジナル商品「Site Scan測量パック」を提供します。また、測量に適した高速処理を行う高性能ワークステーションもご要望に応じて提供します。なお、ドローン本体「3DR SOLO」は2016年4月から取り扱いを開始しています。
2016年度から国土交通省が推進している「i-Construction」では、建設現場の情報化による生産性向上が目的に掲げられています。ソフトバンクC&Sでは、今後本格的に「i-Construction」向けパッケージ商品を取り扱っていく予定です。
- [注]
- ※1 「Site Scan」に対応するドローンは、「3DR SOLO」です。
- ※2 オートデスク社のInfrastructure Design Suiteは、2016年8月1日からArchitecture Engineering & Construction Collectionに変わります。詳細は、オートデスク社のウェブサイトをご確認ください。
Site Scan
1. 特長
- ドローン「3DR SOLO」の飛行から撮影までを自動化
- オートデスク社のCIMソリューションと連携し、自動で3Dデータを作成
- 専門知識やスキルがなくても、効率的に高精度な測量が可能
- 作成した3Dデータをオートデスク社のアプリケーションに取り込み、地図作成や造成計画、実施設計、工事進捗管理などの工程で活用可能
2. 対応OS
Android™ 5.0以上
Site Scan測量パック
1. 内容
- 「3DR SOLO」本体
- 予備バッテリー1個
- 予備プロペラ1組
- 「3DR SOLO」収納専用バックパック
- カメラ「GoPro」
- SDカード
- 風速計
- 「Site Scan」アプリライセンス1年間
- 「Architecture Engineering & Construction Collection」ライセンス1年間
- [注]
- ※ 画像はイメージです。「Site Scan測量パック」にタブレットは含まれません。
2. 価格
250万円~(税抜き)
「Site Scan」および「Site Scan測量パック」の詳細は、「ドローンビジネス相談センター」のウェブサイトをご参照ください。
「Site Scan」体験イベント
2016年7月21日(木)~22日(金)に開催する「SoftBank World 2016」で、「Site Scan」を体験していただくことが可能です。
「SoftBank World 2016」の詳細はこちらをご覧ください。
「Site Scan」および「Site Scan測量パック」の問い合わせ先
エンドースメント
「Site Scan」の取り扱い開始に当たり、3DR製品の国内総代理店である芝本産業株式会社さま、オートデスク社さまより、下記のコメントを頂戴しています。
芝本産業株式会社 Team Droneメンバーの皆さま
「3DR SOLOは拡張性が魅力です。なかでも今回『SoftBank World 2016』でご紹介させていただく『Site Scan』は、今後、日本の建築・土木測量分野での貢献が大いに期待され、私たちは、オートデスクさまのクラウド技術とソフトウエアの協力を頂きながら、空撮から得られる地形情報の3次元化のお手伝いをさせていただきます。ソフトバンクC&Sとの連携で、この技術を日本の皆様に喜んでいただけるよう、本体のサービス体制もしっかり取らせていただきますので、ご期待ください」
米国オートデスク アジア太平洋地域土木事業開発統括部長 福地 良彦さま
「オートデスクは、現場担当者が使えるドローンの開発と施工管理ツールの開発を目指してきました。ドローンによる空中写真測量とクラウドによる3次元の地形作成までを現場担当者がワンストップで完了できる技術は、国交省が推進するi-Construction施策の方向性と完全に一致しているものと確信しています」