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2026年03月11日

SB C&S、「次世代間接材改革フォーラム2026」を開催

~購買および間接部門における生成AI活用の最新事例を紹介~

 

SB C&S株式会社(以下「SB C&S」)は、間接材購買の最新動向と戦略的価値を示す「次世代間接材改革フォーラム2026」(以下「本フォーラム」)を2026年2月16日に東京で開催しました。

 

 

本フォーラムは、SB C&Sのパーチェスワン事業部と子会社のディーコープ株式会社の共催により定期開催しており、今回で4回目です。両社は、累計3,600社を超える支援実績を有し、購買支援サービスで培ったノウハウと進化を続ける購買システムを組み合わせ、間接材購買に関する多様な課題解決を支援しています。SB C&Sからは、調達業務を取り巻く環境が複雑化・多様化する中、業務の効率化と高度化の両立が重要課題になっている背景を説明。本フォーラムでは、これまでの間接材実務テーマから一歩進み、生成AIをテーマに、ノウハウとシステムを組み合わせることで、企業の多様な調達課題の解決を支援する場として開催した旨を紹介しました。当日は、間接材購買業務に関わる有識者4人をゲストに招き、各ゲストのセミナー後は、登壇者と参加者の交流会が行われ、当日は約90人が参加しました。

 

Gen-AX株式会社 営業統括本部 エバンジェリスト 鈴木 祥太 氏からは、生成AIの現在地とAIエージェント実装の最前線について解説いただきました。2026年は「AIエージェント実装元年」と位置づけ、PoCから本番導入への移行が進むと指摘。業務自動化事例を紹介し、ケースによっては、最大約80%のコスト削減が見込まれる可能性を示し、FAQ属人化やデータ分断といった課題に対し、同社の「X-Boost(クロスブースト)」による解決策を紹介いただきました。

 

ソフトバンク株式会社 AIプラットフォーム開発本部 AIインテグレーション統括部 統括部長 西原 万純 氏からは、同社のAX(AIトランスフォーメーション)戦略と実践事例を紹介いただきました。同社は、エンタープライズ向けAI基盤およびエージェント構築プラットフォームを中核に専門人材の暗黙知をAIへ実装するとともに、購買部門では調達交渉を支援するエージェント※1を導入し、最終判断は人が担う体制を構築しています。将来的には、AIをデジタルワーカーとして活用する構想を示されました。

 

Miletos株式会社 執行役員/SAPPHIRE事業部 事業部長 宮村 知秀 氏からは、経費精算および請求書支払い業務におけるAI前提のプロセス設計について紹介いただきました。AIによる証憑(しょうひょう)チェックや重複検知、規定確認、インボイス制度対応などを自動化することで、業務効率と内部統制の両立を実現するとともに、請求書処理においてはAI OCR※2やN点突合※3の活用により入力・確認作業を大幅に削減しています。不正のトライアングルに対し、機会の抑制だけでなく動機・正当化にも働きかける仕組みとして、AI活用の有効性を示されました。

 

株式会社KK Generation 代表 藤田 浩之介 氏からは、建設業界向け図面特化AIの活用事例を紹介いただきました。図面から数量を自動算出する「積算AI」、設計要件や図面間の整合性を確認する「図面チェックAI」、「過去図面検索」、「レイアウト自動生成」など4製品を展開。大手インフラ企業での過払い防止や、飲食チェーンの出店迅速化などの成果事例を共有いただきました。

 

SB C&Sは、今後も定期的な情報発信と情報共有の場を提供することで、企業の購買領域での適正化とDXの実現を支援します。

 

※1 調達交渉エージェントについて、販売の予定はありません。(2026年2月時点)
※2 AI技術を活用して画像やPDF内の文字情報を高精度で読み取り、データ化する技術。
※3 取引に関わる複数の書類やデータ項目を横断的に照合し、内容の整合性を確認する。

 

【登壇者からのコメント】

Gen-AX株式会社 営業統括本部 エバンジェリスト 鈴木 祥太 氏

生成AI・AIエージェントはPoCの段階を越え、いよいよ業務の中核へ本番実装されるフェーズに入りました。間接部門における問い合わせ対応業務はその業務特性上、生成AI・AIエージェントを実装しやすく、かつ導入効果が最も顕在化しやすい領域の一つです。本講演では、世界的なAIの潮流と日本企業の現在地を踏まえ、成果を出すための「最初の一歩」と継続的な改善のポイントをお伝えしました。テクノロジー導入そのものが目的ではなく、現場起点で業務を再設計することこそが変革の本質です。本フォーラムを契機に、各社におけるAIの業務実装がさらに加速することを期待しています。

 

ソフトバンク株式会社 AIプラットフォーム開発本部 AIインテグレーション統括部 統括部長 西原 万純 氏

本フォーラムに参加された皆さまの、AI活用に対する真剣なまなざしと熱量の高さに、私自身大きな刺激をいただきました。私からはソフトバンクの全社・購買部門における具体的なAI活用事例をご紹介しましたが、その後の懇親会を通して、各社が直面している課題や未来像を共有できたことは、業界全体のAI実装を加速させる上で非常に意義深いものでした。AIはもはや特別な技術ではなく、間接材購買という戦略領域において欠かせないパートナーになりつつあります。今後もSB C&Sやディーコープとともに、企業の垣根を越えて知見を共有し、日本の調達・購買業務の変革に貢献していきたいと考えております。

 

Miletos株式会社 執行役員/SAPPHIRE事業部 事業部長 宮村 知秀 氏

今回のフォーラムは、間接材購買を取り巻く環境変化や先進的な取り組みを共有し、企業の垣根を越えて知見を交換できる非常に意義深い場であったと感じております。参加者の皆さまの熱量からも、間接材購買が戦略領域として本格的に強化されつつあることを強く実感いたしました。業界全体で、改革の機運が高まる中、このように同じテーマで議論し、学び合える機会の価値は非常に大きいと感じております。SB C&Sのご尽力により、このような学びと交流の場が実現したことに深く敬意を表するとともに、本フォーラムが各社の具体的な改革や連携の広がりにつながることを心より期待しております。

 

株式会社KK Generation 代表 藤田 浩之介 氏

各業界を代表する企業の皆さまにご参加いただき、当社が考えるAI実装による間接購買の最適化および施策具体化の方向性、ならびに汎用(はんよう)AIで対応可能な領域と、図面認識・生成において特化モデルが求められる領域との違いについてご説明する機会をちょうだいし、大変貴重な場となりました。特に、図面を伴う発注業務は自動化が進みにくい領域であり、皆さまが課題として認識されている点について、改めて理解を深めることができました。皆さまからいただいた課題意識をもとに、当社でも技術開発を進め、より多くの企業の業務効率化・成長加速のお役に立てるように引き続き尽力いたします。

 

【お問い合わせ】
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